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2013年5月10日金曜日

【バス終点】小田急バス/向13系統

■終点:明治大学正門(めいじだいがくせいもん)
新宿から小田急線で半時間ほど、多摩川を越えた先に小高い生田の丘があります。
その丘の頂に広がるのが明治大学の生田校舎で、どこか国立大学のような緑豊かなキャンパスです。


今でこそ若者の声が絶えない活気あふれるところですが、 戦前から戦中にかけて陸軍の「登戸研究所」が置かれ、細菌兵器や風船爆弾の開発が行われていたことで知られています。

戦後、研究所跡地にひらかれたのが生田校舎なのです。


その明大行きのバスは向ヶ丘遊園駅から。団地が並ぶ丘の斜面を駆け上がり、大学の正門をくぐった先が終点です。

大学構内らしく入学式のころには花びら舞い、それはそれは絵になるバス停ですが、この桜が植樹されたのは意外にも戦前だそう。


美しく咲き誇る姿からは想像がつきにくいものの、少しく残る当時の実験棟と共に陸軍時代を知る数少ない生き証人なのです。

(25年4月訪問)

2013年1月20日日曜日

【バス終点】神奈川中央交通/秦20系統(秦野駅-蓑毛)

■終点:蓑毛(みのげ) 路線図
フロントガラス一面に丹沢の美しい山並みが広がるなか、秦野駅からの神奈中バスはエンジンを唸らせて金目川に沿う急な道を上っていきます。

(回送便ですが...)
丹沢山地といえば関東では知られた行楽地ですが、その人々を惹きつけて止まない美しさや荘厳さは今も昔も変わらず、古来より山岳信仰の対象とされてきました。
なかでも名高いのが大山(おおやま)で、富士山を彷彿とさせる山容がひときわ目をひきます。

終点・蓑毛はその大山の南麓にあり、大和政権の頃より大山信仰の中心として栄えたところです。


集落の北側にある大日堂は、奈良の大仏を建てるおりに聖武天皇の勅願所として創建されたと伝えられ、また江戸時代には地域を治めた旗本・揖斐氏によって信仰登山者向けの茶屋が当地に設けられていました。
 
「蓑毛」という地名とて、大山に登る日本武尊に村人が蓑と笠を送ったことが由来と言われ、ここはまさに大山と共に歩んできた集落なのです。


もちろん今でも大山登山の出発地。バス停のほとりにある登山口からは、江戸時代に建てられた道標に見送られて、今日もまたひとりハイカーが山頂めざして歩いていきます。

■路線概要
秦野駅と蓑毛を秦野市街地や名古木集落を経由して結びます。
所要は全区間で15分ほど。運行本数は日中毎時2本ほどと比較的多いです。
また本数は少ないながら蓑毛の先に向かう秦21系統もあり、こちらはヤビツ峠まで運行されています。

(25年1月訪問)